【3ヶ月でパイプライン目標200%達成】エンタープライズ開拓におけるBDRチームの立ち上げ方と組織戦略[後編]

【3ヶ月でパイプライン目標200%達成】エンタープライズ開拓におけるBDRチームの立ち上げ方と組織戦略[後編]

この記事は弊社が運営するYouTubeチャンネルで公開している動画の要約です。

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BDR戦略における成功事例:LinkedInと手紙の活用でCXOアポを獲得する方法

リードではなく「会いたい人」に向き合うBDR戦略

顧客解像度を高め、買うべき人にリーチする

  • BDRは「インバウンドリード」ではなく、「営業戦略に沿って会いたい人物・企業」をベースに構築。
  • Tier分けされたターゲット企業ごとに、役職者を調査・精査し、SNS・メール・手紙などあらゆるチャネルで接触。

代表電話や一斉配信メールに頼らない

  • マーケティングオートメーションでの一斉送信は実施せず、1to1マーケティングで高いコンバージョンを目指す。
  • 顧客の時間と関心に見合う価値を「期待値調整」で明示することで、アポ率を最大化。

LinkedIn Sales Navigatorを活用したエンタープライズ開拓

2軸の検索アプローチでCXOを特定

  1. ターゲット企業を登録LinkedInに登録されている人物を特定(トップダウン)
  2. ターゲットペルソナを登録部署・役職などの属性情報から人物を特定(ボトムアップ)

インメール(InMail)で1対1のDMを送信

  • 月50通のInMailで、非接続のCXOにもダイレクトアプローチ可能。
  • テンプレではなく、パーソナライズされたメッセージで返信率向上。

チャネル別成果

  • 月50通で5件前後のアポ獲得(反応率10%)。
  • 反応の半数以上がLinkedIn経由という結果。

マルチチャネル戦略の実践

使用したチャネル

  • 手紙(レター)
  • LinkedIn DM
  • メール(既存のメールアドレス保有時)
  • 電話(補完チャネルとして限定使用)

チャネル選定のプロセス

  • ターゲット企業ごとに役員を特定し、チャネル(SNS・リード有無)を確認。
  • 有効なチャネルすべてで個別アプローチを実施。

成果最大化に向けた工夫と成功要因

再現性の高い成果に繋がった要素

  • Why You / Why Now(なぜあなたに / なぜ今)を明確化。
  • 初回メッセージで「会えば得られる情報」を伝える期待値調整。
  • 顧客の時間投資に見合う“価値の提案”がアポ率を押し上げた。

コスト優位性

  • LinkedIn:月額6,000円程度 → 1アポあたり数千円
  • 高単価な顧客(ACV/LTVが高い)には最適なチャネル設計

社内稟議・ROI算出と組織内推進のコツ

BDRチャネルの位置付けと説明

  • SDRのようなインバウンド対応と比較されないよう、目的を明確化。
  • 「ニューロゴ獲得のための投資」および「高LTV企業を獲得するための戦略的施策」として定義。

ROIの説明観点

  • 高額な施策(広告・協賛イベント)と比べた低CPL
  • CAC(顧客獲得コスト)やLTVから逆算した意義ある投資であることを上司に訴求

BDR人材に求められるスキルと資質

適性のある人材像

  • 顧客解像度が高く、1to1マーケティング・営業経験を持つ人物
  • 営業力に加えて、マーケ思考も備えたハイブリッド型人材
  • 製品理解・コンテンツ作成力に優れ、自社製品に愛着を持てる人

外注と内製の切り分け

  • オペレーション部分は外部支援を活用可能(例:Maroo)
  • 一方、製品理解やコンテンツ設計などは内製でこそ価値を発揮

Marooの支援で得られた成果

  • BDRにおける再現性のあるオペレーション設計が課題だった。
  • Maroo支援により、明確なアプローチ設計と成果創出に成功。
  • コンテンツ設計・シナリオ設計・接触手段の最適化を一貫したサポートが成果につながった。

無償プレゼント:テンプレート配布中

収録内容

  • 実際に活用されたお手紙テンプレート
  • LinkedInで使用されたDMメッセージ例

興味がある方は、ページ下部または概要欄よりダウンロードください。


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