【BDR組織立ち上げポイント】エンタープライズ開拓におけるBDR戦略とセールステックを活用した再現性の実現[後編]

【BDR組織立ち上げポイント】エンタープライズ開拓におけるBDR戦略とセールステックを活用した再現性の実現[後編]

この記事は弊社が運営するYouTubeチャンネルで公開している動画の要約です。

▼今回の動画はコチラ

アカウントインテリジェンスとセールスエンゲージメントの実践

顧客の顕在ニーズを見極め、リソース集中を実現するアカウントインテリジェンス

ファーストパーティとサードパーティデータの統合

  • 自社CRMやMAにあるファーストパーティデータ(氏名・メール・部署情報)と、外部の企業/人物情報を統合。
  • サードパーティデータには、企業属性、従業員数、利用テクノロジー、人物属性(部署・役職など)が含まれる。

インテントデータとターゲティングの高度化

  • デマンドベース等のツールを用い、検索キーワード・閲覧ページなどから企業単位・人物単位の関心度を特定。
  • クオリフィケーションスコアとパイプライン予測スコアで優先度付けが可能。

精緻なターゲティングにより営業リソースを最適化

  • ターゲット企業だけでなく、実際に所属する人物まで特定し、最適なコンテンツで接触可能に。
  • 無関係なリストではなく、今この瞬間に顕在化しているニーズへのアプローチを実現。

営業組織全体の生産性を最大化するアウトリーチ活用

トッププレイヤーの行動習慣を組織全体に再現

  • トップパフォーマーの「複数チャネル」「継続接触」「パーソナライズ」をツールで自動化。
  • Outreachの「シーケンス機能」を活用し、誰でも高いアプローチ精度を実現可能。

シーケンス設計とアプローチ例

  1. 1回目: イベント参加などのきっかけから入り、企業課題と実績を踏まえた提案型メール。
  2. 2回目: リマインド。対象者のミッションや役割に応じた情報提供を予告。
  3. 3回目: 定量実績や類似事例を提示し、ディスカッションテーマを具体化。

エンタープライズでは「嫌われないアプローチ」が重要

  • 母数が限られるエンタープライズ市場では、一度の失敗が致命的な影響に。
  • 特にエグゼクティブ層には、初動からパーソナルなメール・電話・LinkedInなどを組み合わせてアプローチ。

顧客起点のコンテンツでエンゲージメントを深化

コンテンツのフレームワーク構築

  • 「顧客の成果 → 障害となる課題 → その課題を解決するミッション保有者」をマッピング。
  • 各業界・部門に対し、最適な訴求ポイントを見極めたメッセージを設計。

組織横断の共通言語としても活用

  • インサイドセールス、マーケティング、営業が共通フレームを持つことで、顧客理解と施策連携が容易に。

よくある質問と実践的な知見

アカウント単位インテントの有効性

  • 分脈なしアプローチに比べ、インテントありでの接触は商談化率が30%向上した事例あり。
  • 企業だけでなく、関心キーワードから推測される「誰に当たるか」の解像度が成功の鍵。

OutreachとCRM連携の活用

  • メール・電話・アクションログはSalesforceなどに自動で反映。
  • ダッシュボードで各営業活動のKPIやボトルネックを可視化可能。

導入すべき最初のツール

  • エンタープライズ開拓においては、まずは企業データベースの整備から。
  • ICP定義や分析を支える基盤がないと、戦略も戦術も実行に結びつかない。

自社と外部パートナー、どちらを活用すべきか

  • リソースがあるなら社内活用が第一選択。
  • 外部は「明確な目的」「明確な成功要件」が整ったうえで、追加リソースとして活用を。

まとめ

  • アカウントインテリジェンスは、「誰に、今、なぜ接触するか」を見極め、無駄を省く鍵。
  • Outreachなどのセールスエンゲージメントツールで、トップパフォーマーの習慣を全員に展開。
  • 顧客起点のコンテンツ設計と継続的なデータ連携が、エンタープライズ開拓の成否を分ける。


インサイドセールスで成果を出すための明日から使える実践ノウハウや取り組み事例、海外のセールステックに関して配信するチャンネルです。ぜひチャンネル登録をお願いします。

https://www.youtube.com/@insidesales-channel

関連するメソドロジー